ドアダッシュ|グラブハブ|ウーバーイーツからの収入の落とし穴 (1)
お子さんが大学に行き始めて、夏休みなどのお小遣い稼ぎ、学費の為のアルバイトをされたご家庭があると思います。また、コロナ禍に於いて、収入の足しに、とDoorDash, GrubHub, Ubereatsなどの宅配ドライバーとして、働かれている方もいると思います。
上記のお仕事は2021年1月現在では、各社、コントラクターという扱いになります。
(カリフォルニア州の裁判では、従業員扱い、という決断が昨年ありましたが。ここでは、追いません。)
ご自分、お子様のタックス情報を入力して、さてぇー、タックスできたー、と結果をみると。。。払い込み! という事態に驚かれる方が多いと思います。
理由はコントラクターのタックスの計算の仕方は、W2の従業員とは違うからです。
コントラクターは、インカムタックスだけではなく、アメリカの社会保険料、老齢健康保険、いわゆるSocial Security TaxとMedicare Taxをタックスファイリング時に納税するためです。
タックスを進めていくにあたり、SE Tax (Self Employment Tax)という言葉が目につくでしょう。
これは、上記のSocial Security TaxとMedicare Taxを合計したものです。厳密にいうと、タックスではなく、社会保険料です。
なので、コントラクター収入が基本控除以下であり、所得税は払わなくて良い状況でも、上記の社会保険料は発生します。そして、逃れられません。法律で義務となっています。
税率は(Social Security Tax 6.2%+Medicare Tax 1.45%)x2=7.65x2=15.3%
となります。
コントラクターの人は、15.3%を支払います。
一方、従業員という立場でW2というフォームをもらう人の負担は、雇用主が源泉徴収をする義務があるため、タックスファイリング時に納税は発生しません。また、雇用主は社会保険料の半分を負担する義務があります。 7.65%は雇用主。あと半分の7.65%は従業員が天引きでしはらっていることになります。
なので、コントラクターという立場でもらったForm 1099NEC (2019年までは、Form 1099Misc)をタックスソフトに入力すると、とんでもない追加徴税に驚く、という状況が発生してしまうのです。
詳しくは、過去のブログにも説明があるので、ご参考にしてください。
どうしたら、タックスを減らせるか、について書きます。
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