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泣くか笑うか 2018年税制改正

師走ですね! 私も忙しくばたばたしています。

一年前の2017年末にトランプ政権による税制改革が議会を通過しました。施行は2018年からですが、実際のインパクトを感じるのは、来年2019年の春にタックスファイリングをしたときです。

一般の方には、基本控除額が二倍近くになるため、減税基調でしょう。しかし、お子様が多い方にとっては、果たしてどうでしょうか? というのは、Exemptionという一人当たりの別の控除($4050)が撤廃されてしまったので、例え基本控除が二倍になっても、課税収入が増えるかもしれません。 但し、税率が少しずつ下がっている部分もあるので、さほどのインパクトはないかもしれません。

16歳以下のお子様がいらっしゃるご家庭では、Child Tax Creditが二倍のお一人$2000になるため、リファンドが増える傾向にあります。但し、お子様は正式なSocial Security番号をお持ちのお子様に限ります。 また、$100,000を超えるご収入のご家庭では、Child Tax Creditが減額されていましたが、素の上限が$200,000まで上がった為、もらえるご家庭が増えるはずです。

問題は、ITINをお持ちのお子様(16歳以下)がいらっしゃるご家庭です。昨年のようなChild Tax Creditの金額はもらえず、かなりの減額となるため、リファンドが減る方向です。

もう一つの問題は、Non-Residentのタックスファイルをされる方です。例えば、F1 ビザの学生さん、J1ビザの研究員の方。2017年のTaxまでは、Exemption($4050)が唯一の控除額でしたが、こちらは撤廃されてしまいました。そのため、控除に値する項目

がない場合は、総収入そのものに課税されてしまい、払い込みが増えるのでは、と思います。

控除として、引っ越し費用、雇用主が負担してくれない経費(Employee Expense)の控除も撤廃されてしまいました。

トランプ政権は反移民政策を掲げていますので、税制にもアメリカ市民・アメリカ永住権保持者以外の立場の人への水面下の締め付けがこういったところに見え隠れする税制改正にも私には見えます。

来年の春は、学生さん、2年目までの研究者さんから悲鳴が聞こえてきそうです。 トランプ政権になってから、アメリカへの留学生が激減しています。さもありなん。。。

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