Non-Resident(非居住者)のF1,J1 Visa保持者は、Form 8843 | Statement for Exempt Individuals and Individuals with a Medical Conditionを収入が有り無しに関わらずIRSに提出します。
このFormの題名には、”Exempt"と”Medical Condition”という誤解を招きそうな言葉がはいっています。
”Exempt”は直訳すれば、免除、除外という意味です。が、ここで除外されるのは、収入やファイリングの義務ではありません。通常、Tax上の居住者(Resident)と見なされるには、アメリカに実質滞在していた日数が183日以上を超えれば、居住者、以下であれば、非居住者と見なされます。(もう少し詳しい計算式がありますが、ここでは省略)
上記の”Exempt”は、この滞在日数を数えるルールが免除、適用されない、という意味なのです。つまり、F1/J1ビザ保持者は滞在が183日を超えても、最初の5年/2年は、通常のルールから”Exempt"、つまり除外され、居住者(Resident)との立場にはならず、Non-Resident(非居住者)として扱われるということです。Non-Residentについては、別のページで説明しています。
Form 8843の中で、J1, F1の方に関係する項目は、上部の名前、住所とPart I, II, IIIのみで、Part IV(Professional Athletes)とPart V(Medical Condition)は関与しません。
このPart Vは、アメリカ滞在中に健康上の理由で滞在が伸びてしまった人が滞在日数を数えるルールから除外してもらうための項目です。従って、”Medical Condition"がFormのタイトルとして入っているだけです。