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基本控除(Standard Deduction)のカップは蓋が閉じている。

Updated: Sep 11


変な題名ですみません。

お客様からの問い合わせに、「車を購入しましたので、控除できませんか?」「医療費がかかりましたが。」というお問い合わせが多くあります。

答えは:

「できます。」

しかし、多くの場合、基本控除を取られたほうがお得です。」

「車の税、医療費を基本控除に追加することはできません。」

2017年までは、”控除”と言われるものには、二種類ありました。。

(1)基本控除(Standard Deduction)または、アイテム控除(Itemized Deduction)のいずれか

(2)人頭控除(Personal Exemption)

基本控除は一定金額の控除。

アイテム控除は住宅ローン金利、固定資産在、州所得税、寄付など積み上げていき、金額が基本控除額が超える場合に使用しました。

人頭控除(Exemption)は筆頭主の下にいる人間の人数x控除金額、が引き落とせました。

税制改正により、後者の人頭控除(Exemption)がなくなりました。 現在は、基本控除とアイテム控のみです。代わりに、控除額が約倍になりました。

Married Filing Jointly: $12,700 (2017) -->$24,400 (2019)

Single: $6,350(2017) -->$12,200 (2019)

アイテム控除(Itemized Deduction)が適用されるには、住宅ローン金利、固定資産在、州所得税、寄付などの項目を積み重ねて、合計が基本控除額($24400/$12200)を超える金額になれば、アイテム控除が使えます。

住宅ローン金利、固定資産在、州所得税、寄付などのを合計してみてください。合計が$24400(夫婦合算)/$12200(独身)を超えるようであれば、基本控除額をこえるアイテム控除が出来るかもしれません。

換言しますと、控除には二つの

カップがあって、一つは基本控除というカップで、蓋がしまっています。こちらには何も追加できません。

もう一つは、アイテム別控除というカップで、蓋が空いていて、クレームできるレシートを投げ込んでいき、基本控除を超える暈になったら、そちらのカップを使おう、ということです。

*写真にある医療費の7.5%は2018年までです。

クレームできる項目に変更があります。

雇用主さまが負担してくれず、自腹を切ったレシート(飲み代や交際費、交通費)は軍隊関連以外は認められなくなりました。

SALT Deductionと言って、州や市の所得税、固定資産税の控除の制限が$10,000までになりました。 これは、痛い思いをする方もいると思います。



領収書、記録は必ず保管しておいてください。PDFでも大丈夫です。多額の控除は監査の対象となることがあります。監査は2年後あたり、「忘れた頃」にやってきます。領収書、記録がないと弊社としても、IRSへの代理応答をする際に、何もできず、IRSが計算してきた金額を支払わざる負えません。

最後に、少し複雑な医療費について。

医療費はご収入の10%を超えた金額からしかアイテム控除の仲間入りが出来ません。

更に、アイテム控除額が基本控除額を超えなければなりません。

二重のハードルがあります。

例:医療費 $10,000 ご収入:$70,000

  ご収入x10%=70000*0.1=7,000


医療費 $10,000-$7000=$3000が申告対象のアイテムにはいります。

仮に、控除できるものが、医療費だけの場合は、基本控除を取ったほうがお得です。

  夫婦合算基本控除 $24400 > $3000

  医療控除額$3000は、基本控除$24400に追加できません。


逆算すれば、基本控除 $24400を超える医療費は収入が$100,000として$30,000以上の医療費。


ご収入が$50,000でしたら、$29,400以上の医療費が発生した場合にアイテム別控除の対処となりはじめます。 **ほかの控除項目はここでは”0”とした場合です。下方に実際にありそうな事例を挙げますのでご参照してください。

上記のような多額医療費が発生するという状況は、保険が利かない特別な治療法、重篤な状況、大きな手術(臓器移植など)をされた場合であるかもしれませんし、健康保険料を自己負担したうえで、医療費がかかっている、という状態ではないでしょうか。

弊社としては、項目別の控除もさることながら、お客様が健康であられる方が嬉しいです。

今年も皆様のご健康が守られますように。睡眠をしっかりとりましょう。

私共も今年は日曜日定休とし、心身共に、しっかり休んで月曜日からの効率を上げようと思っています。

****



<例>市川蟹蔵さん 夫婦合算



収入          $100,000

住宅ローン金利     $12,300

固定資産税       $7,000

医療費

 健康保険代自己負担分 $5000

 医療費        $3000

 処方箋        $200

 眼鏡代        $300

医療費合計       $8500 <収入の10%$10,000

*アイテム控除に追加不可

固定資産税       $7000

州税          $15000

合計          $23000

*税制改正により     $10000に制限



アイテム控除額

 住宅ローン金利     $12300

 固定資産税、州税    $10000

合計           $22300 <$22400(基本控除)

結論:基本控除を取った方がお得


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